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コラム

食物アレルギーの代替献立の作成ポイントとレシピ

2026/4/24

食物アレルギーに対応した献立を考える際、原因となる食材(アレルゲン)をただ除去するだけでは、栄養が不足しやすくなります。そこで、アレルゲンと同等の栄養価を持つ代替食材を取り入れ、基本の献立と変わらない栄養が摂れるような工夫が求められます。

今回は、栄養面の配慮に加えて、調理作業のしやすさにも着目したポイントとレシピをご紹介します。

ポイント1

つなぎなど、使用量は少ないものの料理の仕上がりに影響する食材については、アレルゲンを除去し、すでに使用している食材を増やして調整する。

例)卵アレルギーの場合、豆腐ハンバーグのつなぎに使用する「卵」は除去して、材料の中の「豆腐」を増やす。

ポイント2

献立を作成する段階で、あらかじめ代替食材を想定し、その食材を当日の献立に組み込んでおく。こうすることで、発注の手間を減らせるだけでなく、アレルギー対応食の食数が減った場合の食材ロスも防ぐことができる。

例)卵アレルギーの場合、五目卵焼きの「卵」は除去して、味噌汁の「じゃが芋」で代替えする。

「手作りさつま揚げ」のアレルギー対応方法をご紹介

事前確認!

たらのすり身・はんぺんなどの加工品は、加工時に卵などを使用していることがあるので、発注時に原材料を確認します。

<手作りさつま揚げ>(幼児1人分)

☑ たらすり身32g
☑ 絹ごし豆腐5g
☑ はんぺん13g
☑ しょうが0.5g
☑ 鶏卵3.5g
☑ 片栗粉1.6g
☑ しょうゆ0.8g
☑ にんじん5g
☑ コーン2.4g
☑ 干ししいたけ0.4g
☑ 調合油4g


アレルギー対応方法① 卵アレルギー

たらのすり身は卵不使用・はんぺんは卵使用の場合
⇒「はんぺん」「卵」を除去し、「豆腐」「片栗粉」を増やす。

<卵なし手作りさつまあげ>(幼児1人分)

☑ たらすり身40g
☑ 絹ごし豆腐10g
☑ しょうが0.5g
☑ 片栗粉3g
☑ しょうゆ0.8g
☑ にんじん5g
☑ コーン2.4g
☑ 干ししいたけ0.4g
☑ 調合油4g


アレルギー対応方法② 卵アレルギー

たらのすり身・はんぺんに卵使用の場合
⇒「たらのすり身」「はんぺん」「卵」を除去し、「豆腐」「片栗粉」を増やす。

<豆腐のまさご揚げ>(幼児1人分)

☑ 絹ごし豆腐50g
☑ しょうが0.5g
☑ 片栗粉4g
☑ しょうゆ0.8g
☑ にんじん5g
☑ コーン2.4g
☑ 干ししいたけ0.4g
☑ 調合油4g


アレルギー対応方法③ 卵、大豆アレルギー

たらのすり身・はんぺんに卵使用の場合
⇒「たらのすり身」「はんぺん」「卵」「豆腐」を除去し、「じゃが芋」を加える。
味噌汁にじゃが芋を使用しておけば、無駄がなく、代替食材を別途発注する手間が省ける。

<ポテトボール>(幼児1人分)

☑ じゃが芋55g
☑ 片栗粉3.5g
☑ しょうゆ0.8g
☑ にんじん5g
☑ コーン2.4g
☑ 干ししいたけ0.4g
☑ 調合油4g



アレルギー対応は安全が第一優先です。アレルギー対応レシピも併せて参考にしてください。



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