質を落とさず給食を提供するテクニック② ~給食の物価高騰をどう乗り切るか~
2025/8/28
質を落とさずに給食を提供するテクニックを紹介します。
給食室でできる対応
①価格高騰の現状を分析
何が値上がりしている?値上がりしている原因は?今年だけ?それとも今後も続く?
例えば、世界情勢の影響で価格高騰しているもの(油・小麦製品など)はしばらく下がることはないでしょう。一方で、昨年の猛暑によるキャベツや卵、鳥インフルエンザの流行による鶏肉など、気候や感染症による品薄での価格高騰の場合は、一時的なもののため、価格は戻ります。しかし、昨年の米の価格高騰のように、原因がはっきりしないものは価格予測が難しく、見通しを立てにくいと言えます。
▶価格の調査
- 毎年同じ時期に価格を洗い出すことで例年と比較できます。
値下がりしたと思っても、昨年比では上がっていることもあります。
▶短期的な価格高騰は情報を入手し、先を見通して対応する
②経費削減の取り組み
▶衛生管理・アレルギー対応を優先した上で、消耗品費を抑えようにする。
- 消耗品を安易にケチって安全をおろそかにしては本末転倒です。安全は確保しつつ、節約しましょう。
▶調理方法を工夫して、光熱費(水やガス代、揚げ物の油)を節約する。
▶献立を作成する際に、値上がりしている食材を変更する
- 野菜の価格は農林水産省のHPを参考に予測しましょう。
