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コラム

鏡開き

2021/12/17

【鏡餅】について

はじめに【鏡餅】についてお話しします。
鏡餅というのは神様へのお供え物であり、元旦にやってくる歳神様の拠り所でもあります。
お餅には歳神様の魂がこめられており、これを「おとしだま」と呼んでいたそうです。その「おとしだま」が時代とともに変化し、現代の「お年玉」になりました。
なぜ鏡餅と呼ばれているのかは諸説ありますが、三種の神器の鏡に形が似ていることからというのが有力な説のひとつとなっています。

【鏡開き】とは

鏡開きは、お正月が終わって神様が帰られた後に、そのお下がりをいただいて新しい一年の無病息災を願い、お雑煮やぜんざいなどにしていただく行事です。本来鏡餅が武家の文化だったことに由来し、武家にとって「切る」は切腹をイメージすることになるため縁起が悪く、刃物を使わず、手や木槌でお餅を割っていました。ただ「割る」という言葉も縁起が良くないということで、末広がりの意味のある「開く」が使われ、鏡餅を割って食べる行事を鏡開きと呼ぶようになりました。

鏡開きをする日

では、実際に鏡開きをする日ですが、大きくは松の内が終わってから(お正月が終わる)、行うところが多いようです。しかしこの日にちも地方によっても少しずつ異なっているようです。
昨今、コロナ禍、誤嚥等の影響により、昔ながらの伝統手法では実施しにくいことも多々ありますが、施設長・保育士と連携して地方の特徴・特色を生かし、良き日本のお正月行事をこどもたちに繋げていきたいですね。



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