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コラム

家庭への発信も食育です(栽培編)

2020/06/02

 野菜の栽培は「見る」「触れる」「食べる」といったたくさんの楽しみが詰まった食育活動です。お世話をしている時の子どもたちは「やりたい!」気持ちが溢れ出ていきいきしています。この気持ちを「食べたい!」という気持ちに繋げていきたいですね。
 種や苗を植え、水をやり、芽が出てきた時の感激、大きく育っていく嬉しさから野菜への愛着がわき、食べてみたいという気持ちが育ちます。 収穫した野菜は、直接かじりついたり、クッキングをしたりすることで、さらに子どもたちの気持ちは高揚し、苦手な野菜も「自分で育てたから食べる!」、普段は食べなかった野菜や料理を口に運ぶきっかけとなり、食べる意欲に繋がります。 これら栽培することのメリットを、給食だよりや掲示などを通して家庭へ伝えていきましょう。 また、実際に家庭で栽培できなくても「保育園で育てた野菜を食べたい!」「この野菜は保育園で作った○○だ!」と、家庭の食卓でのコミュニケーションツールにもなるため、園での栽培活動についても家庭への発信を積極的に行っていきましょう。


☑ おすすめ!夏野菜の栽培

きゅうり、トマト、ナス、ゴーヤ等の夏野菜は、栄養価が高く、育ちが早く収穫回数も多いので、栽培にはおすすめの野菜です。

ゴーヤ

☑ 簡単!豆苗を育てよう

豆苗は葉と茎を食べ終わったあと、根を水に浸しておくと、新しい芽が伸びて7日から10日で再収穫できます。
日当たりの良い室内で、1日1回水を変えましょう。(夏は2回以上)
豆まで水に浸った状態は、豆が腐る原因になるので、根だけが浸る水位まで水を注ぐのがポイントです。
蒸発した分を足すのではなく、水を完全に入れ替えて下さい。

豆苗

☑ 豆苗でクッキング

鍋や味噌汁、刻んでハンバーグに入れて食べやすく調理するのも良いですが、コーン等の野菜と一緒にバターでソテーしたシンプルな料理もおすすめです。
鮭おにぎりに茹でて刻んでまぜる、ピザにのせる等、普段食べ慣れているメニューをアレンジしてみるのも良いですね。


栽培


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