イオン水を作りましょう
2020/06/16
毎年、この季節になりますと熱中症対策が話題になります。
今年は、コロナウイルス感染予防対策として、外出の機会が極端に少なくなっています。
こどもたちも同様です。
緊急事態宣言解除に伴い、登園する子どもたちが増えてきました。
徐々に暑さに慣れてくる時期ではありますが、3歳以上のこどもたちは、マスク着用での園生活になるところが多いようですので、例年以上に熱中症に注意を払わなければなりません。
マスクを着用していると、空気を吸い込みにくく、吐き出しにくい。呼吸筋の負荷が大きくなることで余分な熱が生じ、体温を上げる要素になります。
今後の気温・湿度の上昇や運動量の増加によってイオン水の提供の時期を再検討する必要があります。今まで提供したことがない施設でも給食室発信で検討する機会を作りましょう。今年は梅雨入りも少し早いですので、施設長や保育者を相談しながら、早めの対応をしましょう。
☑ イオン水の作り方
水 | 1L |
塩 | 3g |
砂糖 | 40g |
レモン汁 | お好みで |
☑ 体に水が足りないのに水が飲めないって??
私たちの体は、体温が上がると血液から汗を作り、効率良く体の熱を外にして、体温を下げることができます。汗の中には水分だけでなく、イオン(電解質)が含まれていて、中でもナトリウムが多く含まれています。
水だけを飲むと血液中のナトリウム濃度が薄まってしまうので、体が水を受け付けないのです。
☑ 夏に味噌汁。朝の定番に!
味噌汁は熱中症予防に一役を担っています。
- 血液の塩分濃度(0.9%)≒味噌汁の塩分濃度
- 水分&ナトリウムの同時取得
- ナトリウム以外のミネラルの補給
朝ごはんの定番!と書きたいところですが、朝ご飯にはパン食の家庭が多いようです。
味噌汁は、「MISO SOUP」として、海外でも知られています。
牛乳+味噌やコンソメ+味噌などにアレンジしても美味しいですので、朝の定番にしていきましょう。