スチコン活用術「お好み焼き・焼き芋・煮物」
2021/3/17
初級・中級に引き続き、スチコンの活用術上級編です。
調理テクニック
※スチームコンベクションの大きさやメーカーにより、多少加熱時間が異なります。
見た目にこだわりたい!
●お好み焼きやホットケーキを丸く仕上げる | |
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丸型の専用の天板がない場合、フライパンやホットプレートで芯温が上がるまで加熱する作業は大量調理には向いていません。これなら、焼き目を付ける作業だけで、あとはスチコンにお任せです。 | |
①フライパンやホットプレートでお好みの大きさの丸形に生地を広げ、両面焼き目を付ける。 ②焼き目がついたら、クッキングシートを敷いた天板に並べる。 ③180℃に予熱したオーブンで、芯温が上がるまで加熱する。 ★コンビモードで蒸気を入れて加熱すると、表面が硬くならずふんわり仕上がります。 |
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素材を生かし美味しく仕上げる!
●焼き芋 | |
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焼き芋屋さんのようなしっとり・ほくほくの焼き芋の味ができます。 | |
パターン1:コンビモード蒸気量100% 230度 30分~35分で蒸し焼きにする。 パターン2:芋をホイルで包み、ホットエア170度 1時間 |
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美しく仕上げる!
●煮物・おでん | |
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煮崩れしないよう形を保って仕上げたい場合は、スチコン調理がおすすめです。また、おでんのように種類ごとに個数で配膳したい場合にも、天板を分けて調理できるので便利です。 | |
①大根、こんにゃくなど軟らかく、味を染み込ませたい具材は、スチーム10分程度下茹で加熱する。具材は区分けして深天板に並べる。 ②おでんの煮汁を合わせ、鍋でひと煮立ちさせてから、具材にかける。 ③落し蓋をしてコンビモード蒸気100% 150℃ 40~50分煮る。 |
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薄い天板を蓋として活用!
●プリンや茶わん蒸しの水蒸気よけの蓋 | |
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クッキングシートをかぶせる方法もありますが、スチームコンベクション内の風で飛ばされてしまうことがあります。風圧よけや焼き目を抑えたいときに、薄い天板で蓋をすることや、間に挟むことで仕上がりよく、効率的に作業ができます。 | |
①穴あきホテルパンにプリン液の入ったカップを並べ、クッキングシートまたは、薄鉄板で蓋をする。 ②スチーム85℃に予熱し、20分蒸す。 |
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●餅つきのもち米 | |
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炊飯器ではべちゃっとしてしまいますが、蒸せるスチコンならふんわり仕上がります。 | |
①<下準備>もち米は水でさっと洗い、一晩浸漬させた後ザルで水気を切ります。 ②蓋をしてスチームモード・100℃・30分加熱調理します。 ③蓋をしたまま10分間蒸らした後、混ぜ合わせます。 |
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裏技テクニック
調理以外でも活用!
●頑固な汚れ・掃除に活用! |
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ガスコンロや調理器具の頑固な汚れや焦げをきれいにするのは大変な作業です。 しかし、スチームコンベクションに入れて、専用洗剤を吹きかけ、スチームモードで約10分(汚れによって異なります) 最後に、付属のシャワーで流すと、きれいに落ちます。 |
スチコンの活用の幅が広がりますね。調理室の作業を円滑に進めていくために、スチコンの活用法を見直してみましょう!