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コラム

新型コロナの影響による出生数の減少

2021/3/1

2020年の人口動態統計の速報値が発表になり、出生数は87万人となりました。
2年前の平成30年は95万人であったため、たった2年で8万人も減少しています。さらに、12月の時点で、令和2年の妊娠届出数も前年比5.1%減少しました。
つまり、これから生まれる子どもも減少していきます。これは、保育園を利用する子どもにも直結し、来年度は0歳児の定員割れも考えられるでしょう。新型コロナの影響は思わぬところにも出てきていますね。

離乳食の子どもが減り、少し余裕がでたならば、より一層ひとりひとりの子どもに寄り添った給食の提供や家庭との連携を強化できるのではないでしょうか。 その結果、子どもが健やかに保育園生活を送り、保護者が安心して自信を持って子育てができるようになれば、第二子三子と妊娠が続くかもしれません。
少し飛躍した話になりますが、私たち保育園で働く栄養士が、意識を高めることは、日本社会の明るい未来に影響すると言えるでしょう。現状を受けとめ、いまできることを改めて考えてみませんか。

参考:

・人口動態統計月報(概数)(令和2年9月分)|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

・令和2年度の妊娠届出数の状況について|厚生労働省 (mhlw.go.jp)


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