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コラム

乳幼児期の発育

2020/01/23

保育園に通う乳幼児期の子どもは発育の著しい時期です。
身体の各臓器は発育の速度が異なります。20歳の時点のそれぞれの臓器の重量を100%として年齢ごとに各臓器の重量を%で示し、4つのパターンに分類したのがスキャモンの臓器別発育曲線です。乳幼児期は脳や脊髄などの神経系の発達が最も急速で、6歳までに95%に達すると言われています。この時期に体を作る良質なたんぱく質や、脳の活性化を促すDHA、脳まで酸素を運搬するための鉄など栄養素を意識して補うことが、発育を促すことへとつながります。
また、神経に刺激を与えることも大切です。これは、叩かれて痛い!といった刺激ではありません。甘い桃を食べて美味しい!と感じることや、寒い日に温かい牛乳を飲んであったまるな~と感じること、みんなでカレーライスを作って食べると楽しいな!と感じることなど、食を介して脳神経に刺激を加えることは、脳神経細胞のネットワーク形成にも影響を与えると言えます。
栄養素からのアプローチと刺激からのアプローチを意識できるといいですね。

スキャモンの臓器別発育曲線


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