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コラム

食とは生きる基礎

2020/01/23

『子どもたちが豊かな人間性をはぐくみ、生きる力を身に付けていくためには、何よりも「食」が重要である。 今、改めて、食育を、生きる上での基本であって、知育、徳育及び体育の基礎となるべきものと位置付けるとともに、様々な経験を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践することができる人間を育てる食育を推進することが求められている。』
食育基本法にこのように記されているように、「食」はただ口から食べるだけでなく、生きていく基礎となります。保育園では、青菜だけぺーっと吐き出す子や、おしゃべりに夢中になって食事が進まない子、納豆で顔も手もベトベトな子、そんな子どもたちをよく見かけますが、どの子も今、食を身に付けている最中で、言い換えると「生きる基礎を身に付けている最中」なのです。
子どもに関わる大人たちは、それを理解して子どもを促してあげる必要があります。叱る、指摘する、見過ごすのではなく、その子の発育発達や環境などを踏まえて、よりよい食の基本が身に付くよう導いてあげることが大切です。

・農林水産省「食育基本法」


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