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コラム

免疫力と腸内環境

2021/10/04

■免疫力アップ

世界中が感染症との戦いにさらされる昨今、自分の体をどう守るか?関心の高い話題ですね。
免疫力はどうすれば高められるのでしょう。
腸には体内の約7割の免疫細胞が集まっていると言われています。つまり腸内環境を整えることが免疫力アップの近道と言えるでしょう。
今回は、腸内環境について考えていきましょう。

■腸内環境を整える

発酵食品を取り入れる

 味噌・納豆・漬物等多くの発酵食品が日本にはありますが、特に朝食の味噌汁は大豆たんぱくを多く含み、消化しやすい形になっていることが良い点です。朝食がパンの場合は、チーズやヨーグルトを積極的に取り入れていきましょう。

食物繊維をとる

 食物繊維には水に溶けやすい「水溶性食物繊維」と水に溶けにくい「不溶性食物繊維」があります。海草やこんにゃくに多く含まれる水溶性食物繊維は、体内の老廃物や有害物質を吸着し、便とともに体外へ排出してくれます。特に海草のヌルヌル成分はフコイダンという食物繊維が含まれ、腸管免疫をサポートしてくれると言われています。
 不溶性食物繊維は根菜やきのこに多く含まれます。便の量を増やし排出力を高め、腸壁を刺激して腸のぜん動運動を活発にします。りんごは食物繊維を多く含む果物です。特にその効用は食べた食物の吸収を遅らせることができるので、血糖値の急激な上昇を防ぐことができます。旬のきのこやいも類も食物繊維を多く含む代表的な食材です。

■普段の食事で免疫力アップ

献立見本

ご飯豆腐の味噌汁
おから入りハンバーグほうれん草のお浸し
りんご

このような献立で十分です。発酵食品が足りないようであれば納豆を朝食に付けると良いでしょう。また、食物繊維はおから、切り干し大根やひじきなどの乾物を使用するとで摂取量が増えます。おやつに、果物を食べるだけでもビタミンやミネラルを補給できます。身近な食材を見直して、感染症に負けない体づくりをしていきましょう。


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