保育園でのおやつの意義(1)
2021/2/4
「おやつ」という響きはし好品を連想させます。しかし、幼児の「おやつ」は、一度にたくさん食べることができない子どもたちの「分食」の役割があり、「間食」と言います。
【一日の食事の摂取エネルギー比率の目安】
朝食… | 20~25% |
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昼食… | 25~30% |
夕食… | 25~30% |
間食… | (1~2歳)10~15% 100~150kcal (3~5歳)15~20% 200~260kcal |
間食の時間について
保育園では1~2歳児は、10時に間食(朝おやつ)を食べます。その後、1歳児は11時前後に昼食を食べるとなると、間食と昼食の間が約1時間しかありません。食事前は2~3時間あくように時間を設定する必要があります。昼食が進まない場合は、朝の間食時間を早くすることも工夫の一つです。お腹を空かせて食欲を促すこと、お腹がすくリズムを作ることが大切です。
また、幼児では昼食の時間が遅くなると午睡明けの間食に影響することがあります。「間食は食べなくてもいい」という安易な考えでは、今度は夕食前にお腹が空き、我慢できずに何か食べてしまい、夕食が食べられなくなる。という悪循環に陥ります。
もう1点、保育園で気をつけたいのは延長保育の補食です。夕食への影響を考えた時間と量、内容を配慮することが大切です。
園での生活のみを切り取って考えるのではなく、あくまでも子どもたちの一日の食事のリズムを整えることを目的に食事のタイミングを見直しましょう。
