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コラム

スチコン活用術「初級・中級」

2021/1/29

 大量調理には欠かせない、スチコン(スチームコンベクション)。上手に使いこなすことで、美味しい給食ができるだけでなく、時短になることで給食室業務の効率上がります。知っておくと便利な活用術をご紹介します。

● 初級

 大量調理で野菜を茹でるには、大量のお湯を何度も沸かさなければなりません。スチームモードで、切り終わったものから順に蒸していくと、お湯を何度も沸かす手間が省け、コンロの活用が広がります。さらに、蒸すことで、野菜の甘味が感じられ、栄養の損失が抑えられることもメリットです。

● 中級

●かぼちゃなど包丁で切ると堅いものを、洗って丸ごとスチームにかけてから切り分けると、力を使わずに簡単に切ることができます。

●サラダの野菜も茹でると水っぽくなりがちですが、蒸し加減で火を通してもシャキシャキとした食感を残すことができます。メニューによって蒸し時間を調整し、食感に変化をつけてみましょう。

●トマトの湯むきはヘタを取り、3~4分スチームにかけてからむくと手軽です。

●豆腐の水切りはスチームで約5分。

●煮物は、スチームで具材を10分程度加熱するひと手間をかけると、味が染みやすく、美味しく仕上がります。

●ささみは、スチームで蒸すとふっくら仕上がります。

※スチームコンベクションの大きさやメーカーにより、多少加熱時間が異なります。

 スチコンを駆使した調理は、大きな時短に繋がります。日々の業務を効率的に行うためにも、スチコンの活用について、改めて見直してみましょう。


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