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コラム

わが国の就業状況の変化

2020/10/22

私たち子どもに関わる栄養士は、子どもを知るうえで、子どもを取り巻く環境にも目を向ける必要があります。そこで、今回は保護者の就業状況について考えてみたいと思います。
わが国の子育て世代とされる25歳~44歳の女性の就業率は、1986年は57.1%、2001年は62.0%、2019年は77.7%と、毎年増加しています。

「内閣府男女共同参画局.男女共同参画白書 令和2年版より」

それにともない、保育所の利用者数も増加しているため、少子化が進む中、待機児童が増えるという状況が起こっているのです。
また、共働きの世帯は、1980年以降年々増加し、1997年以降は共働き世帯数が逆転し、その差は広がり続けています。

このように、私たちが育った時代と現在は様変わりしています。お母さんが仕事と家事、育児を両立することの大変さを理解し、お母さんの気持ちにたって、必要としていることは何だろう?栄養士としてどんな支援ができるだろう?と考えることが大切です。そのうえで、お母さんのスキルに合わせ、実践可能な内容の支援をしていきましょう。


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