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コラム

幼児期の朝ごはん

2020/04/24

「朝すっきり目覚め、朝ごはんをしっかり食べる」
幼児期に身につけたい基本的生活習慣の1つです。

朝ごはんを食べることのメリット

  1. 体のリズムを整える

    1日のはじまりにごはんを食べることが起点となってリズムが作られます。
    そして、胃腸を刺激することで排便を促し、排便のリズムにもつながります。

  2. 睡眠によって下がった体温を上げる

    朝ごはんをしっかり食べることで体温がアップし、身体が活動しやすくなります。

  3. 脳を活発に働かせる

    脳を動かすためには「ブドウ糖」が必要です。
    ブドウ糖は、体内に大量に備蓄できないため、食べ物から摂取しなければなりません。
    朝食は、エネルギーを補給し、脳を活発にすることができます。

「朝からおかずを何品も作るのは難しい」「子どもが少食で朝からそんなに食べない」
そんな悩みは保護者会でも出てくるテーマです。そこで、栄養士からポイントやコツをお伝えできるといいですね。


  • 調理せずにそのまま食べられる食材の活用

    納豆、豆腐、ハム、ちくわ、かまぼこ、カニカマ、ツナ缶、チーズ、ミニトマト、コーン缶、キュウリ、レタス、ヨーグルトなど
    みかん、バナナなど子どもでも簡単に皮をむける果物もオススメです。

  • 火の通りが早い食材の活用

    卵、キャベツ、ホウレン草、ウインナー、もやしなど火の通りが早いものを活用すると切るだけ、あるいはさっと茹でる(炒める)だけでおかずが完成です。

  • 残り物、作り置き、冷凍食品を活用

    前日の夕食の残りや、作り置き惣菜、冷凍食品なども活用しましょう。
    朝からご飯を炊くのが難しい場合は、多めに炊いて小分けに冷凍しておくのも一つの方法です。

  • ワンプレートで洗い物を少なく

    ご飯とおかずをひとつの皿にのせれば、洗い物も減らせて朝の時短になります。

  • 最初は+1品でOK

    少食の子の場合は、「ご飯+1品」から始めてみましょう。
    ご飯と納豆、ご飯と味噌汁、パンとヨーグルトなどから始めて、冷奴や卵焼き、果物などをプラスしていきましょう。

朝ごはんをしっかり食べるには、夕食の時間を早める、寝る前には食べない、早寝するなども大切です。
幼児期にしっかりと朝ごはんを食べる習慣を身につけたいですね。

・「早寝早起き朝ごはん」国民運動の推進について(文部科学省)

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