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コラム

乳幼児栄養調査からみる離乳食について

2020/04/07

 4月は新年度の始まりですね。進入園児の受け入れに当たり、離乳食がご家庭でどの程度進んでいるのか、給食をどのように対応していくかなど保護者と面接などで話し合う機会が増える時期だと思います。この時期こそ保護者に子どもの食事に目を向けてもらう絶好のチャンスです。
 全国の乳幼児の栄養や食事に関する調査(乳幼児栄養調査)では、【離乳食について困ったこと】第一位は「作るのが負担、大変」第二位は「もぐもぐ、かみかみが少ない(丸のみしている)」そして約75%の保護者が何らかの困りごとを抱えていると報告されています。つまり、ママたちは離乳食を作ること自体に負担を感じているのです。この困りごとにアドバイスできるのはまさに保育園で働く栄養士です。離乳食の切り方・煮方といった調理方法や、献立の組合せ、味の付け方など、毎日の給食作りの中で行っているちょっとした工夫や知恵をぜひ保護者へ発信してください。それが何より保護者の助けにつながるからです。

・平成27年度乳幼児栄養調査結果の概要(厚生労働省)


図 離乳食について困ったこと


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