免疫力を高めるためには、どうしたら良いでしょうか？
身体の中の「腸」がポイントとなります。人の免疫細胞の約６～７割は、腸の中で生きています。これらの免疫細胞は、口を通して体内に侵入してきた病原体である細菌やウィルスの侵入を食い止める役割をします。
それだけではありません。免疫力をさらに高めるのが、小腸の一部の平らな部分に存在する「バイエル板」です。M細胞が細菌やウィルスをバイエル板に集結している樹状（じゅじょう）細胞、リンパ球のT細胞とB細胞などに誘導し、処理しています。
このような仕組みで、免疫力を上げることが重要なのです。

では、どんな食べ物を摂ったらいいのでしょうか？
その代表がビタミンA、C、E、“ACE”（エース）といわれる栄養素が含まれる食べ物です。
また、体を温める食べ物も重要です。
これらの条件を満たす食べ物は

①土の中で育つもの→れんこん・ごぼう・自然薯・人参

②冬に旬を迎えるもので、寒い地域で育つもの→ほうれん草・りんご

③色の濃い食べ物→ほうれん草・かぼちゃ

④その他→発酵食品(味噌・しょうゆ)・梅干し・塩

でしょうか。

今年は新型コロナウィルスの問題が急浮上しています。
例年以上に給食の食材に注意して献立作成をしていきたいですね。